ありがとうを空へ呟いて
ちょっと、いや、かなりショックなことがあったので書き記しておきます。
そのことを知ったのはお知り合いのSNSの投稿からでした。読んだ直後は、一瞬、時が止まったみたいに、騒がしかった周りの音が急に静まり返って、脳が停止したようでした。すぐにネットで調べて、事実であることを再確認して、また呆然となった。 大好きなアーティストの、訃報でした。
羊毛とおはな。千葉はなさん。36歳。早すぎるお別れでした。
ご本人様と面識はないし、最近はご無沙汰していて、闘病していたことも知らなかったけれど、自分のライブで曲を歌わせていただくことがあるくらい大好きで、ライブも見に行って、心地よい音楽で満たしてもらったのがついこないだのことのようなのに。
オリジナルはもちろん、邦楽も洋楽もカバーのクオリティが本当に素晴らしくて、尊敬してやまなかった。CMで流れてくるとすぐにわかって、癒されていた。あんなに、あんなに素敵だったのに。
あまりにも突然で、あまりにも早すぎて。。。
もう、彼女が歌っている姿は二度と見られないんだ。もう、この世界にいないんだ。
そう思うとたまらなくて。
ロシア人アーティストで、日本でもよく知られていたORIGAさんもそうだけれど、尊敬していて好きなアーティストさんたちがいなくなってしまうのは、よく見知った人たちのそれと同じくらい(もちろん、実際は比べられないけれど)、好きな分だけ悲しいし、寂しい。
私の方針だけれど、大切に想うひととは、必ずしも会わなくてもいいんです。あ、そりゃあ、会えたほうが嬉しいに決まってるんだから、Liveは見に来てくれなきゃイヤですよ(笑)
場所は違っても、一つに繋がった空のしたで、同じ空気を吸って、生きてさえいてくれたら。もっと言うと、元気に笑っていてくれさえしたら。
それだけで、充分なんです。元気で頑張ってる?私も頑張ってるよ、って想いをテレパシーみたいに相手に飛ばしてる。本当には伝わってなくても、なにかは絶対届いてる。そう信じてる。
だからね、生きてて欲しいんです。この世のさだめで、生まれるものがあれば必ず消えゆくものもあるのはわかっているし、それを受け入れていかなくてはいけないんだけれど。いなくなられてしまうことがやっぱり一番、つらいなぁって思う。
そして、私自身、生きていることにすごくすごく感謝。o○゚+。
私にも、ひとにも、生きて。生きててくれてありがとう。が一番の気持ち。
そして勝手に、でも決意を込めて、いなくなったものの分まで生きて、想像できるかぎりの想いを、引き継いでいく。
感謝して、もっと歌いたかった人のためにも歌う。歌えることに感謝して、歌う。
歌うだけじゃない。生きる、ということが、何より一番。
それが、生きている人にできること、なんだと思う。
そういう、美しいサイクルの中に、この世界はあるって、信じて。
はなさん。あなたの声と、紡ぎ出すように生み出される歌が、本当に好きでした。たくさんのものをもらいました。ありがとう。
わたしは今日も、精一杯生きて、空へ歌うよ。やさしく沁み入る音楽を。
あなたも、精一杯、生きましょう。そして、Liveで会いましょう♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦